このような原理で温度計センサーは動いている

熱エネルギーの強さを測る

食品の温度管理は徹底して行う必要があります

time 2022/02/24

食品の温度管理は徹底して行う必要があります

食品を扱う企業にとって、製品の品質を高めて食中毒などのトラブルを防ぐには温度管理が基本です。適切な温度管理を常に行っていれば、危険な細菌やウイルスの繁殖を防ぎ食中毒を回避できます。食中毒を引き起こす代表的な細菌にはサルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌、カンピロバクターや腸管出血性大腸菌などがあります。いずれも吐き気や下痢、腹痛などを引き起こしますが特に腸管出血性大腸菌による食中毒は命に関わることもあるので注意しなければなりません。

食中毒の原因となる代表的なウイルスにはノロウイルスやE型肝炎ウイルスなどがあります。ノロウイルスはカキやアサリ、シジミなど加熱が不十分な二枚貝に付着していて汚染された水道水や井戸水などが原因で感染するケースも存在します。また食中毒にかかった人の便や吐瀉物からも感染することがあるので注意が必要です。E型肝炎ウイルスは加熱が不十分なブタなどの肉や内臓に付着していて、海外では生水や生ものから感染することもあります。

感染してもほとんど症状がありませんが、人によっては平均6週間ほどで発熱やだるさが現れます。症状の程度に関わらず食中毒が発生すると企業や製品に対する社会的な信頼性が大きく損なわれます。適切な温度管理はトラブルを未然に防ぐだけでなく、製品の品質を向上させて消費者などからの信頼性も高めます。食品を扱う企業が社会的な信頼を得て安定した営業活動を行うためには徹底した温度管理が重要です。

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